「財政再建」を実行しませんか

先週のこの欄でも触れましたが、日本の財政は危機的状態に御座います。消費税引上げの1年6か月の延長を国民が信認したことにより、財政の負担は更に重くなりました。
 今日現在、日本で暮らす国民は、全員、好むと好まずに関わらず赤字国債の発行によって生活しており、その借金を将来に繰り延べております。100年、200年後の日本国民は、現在の世代をどう思うのでしょうか。また、同様に、皆様の孫やひ孫は、我々の世代をどう考えるのでしょうか。そこで、その孫やひ孫に、ところで「おじいちゃん(おばあちゃん)は、その時何をしていたの」と問われた時に、貴方は、何と答えるのでしょうか。ただ、政治家や政府のせいにしても、納得は得られないのではないでしょうか。もはや、行動の時を迎えたのではないでしょうか。一人一人の財政再建が具体的に求められていると思います。
 そこで、私は、何ができるかを考えてみました。唯単に、抽象的な言動をしても意味のないことは明らかです。この問題を考えた時、かつて自分か経験したISO14001(環境負荷の軽減)が、この問題と極めて似ていることに気が付きました。ISO14001では、人間や企業(その他組織を含む)の存在自体が環境に影響を及ぼしていると考え、その環境負荷の軽減を計画的に係数に表し、そのための具体的行動によって軽減し、しいては良好な地球環境を目指そうとするものです。今回の財政問題も、日本という国に生まれた場合、誕生のその瞬間から健康保険等により、国や地方自治体のお世話になっているわけです。ISO14001では、環境負荷の計測から始まり、その環境負荷の軽減を計画(Plan)し、そのための具体的に実行(Do)を起こし、計測し(Check)し、改善(Act)することを求めております。更に、このPDCAのサイクルの更なる循環を求めます。
 私達も、身近で最も財政負担の大きい健康保険の利用について考えてみたらどうでしょうか。例えば、今年1年の医療機関の利用による金額を具体的な日付けと保険利用金額その原因を箇条書きにした表を作成し、その軽減のための具体的削減目標を設置し、目標達成のための具体的行動を定め、毎月目標の進捗率をチェックし、目標達成をはかる方法です。
 例え、一人一人の削減額は小さくとも、国民全体がともに削減に努力した場合には、大きな影響を与えることは明白です。更に、これはその個人の健康を増進するという、計り知れない長所もあることを、申し上げておきたいと考えております。
 是非、皆様も「財政再建」への一歩を様々な方法で踏み出してみませんか。
 今年も、1年間ご愛読ありがとうございました。来年も、宜しくお願い申し上げます。
 皆様、良い年をお迎えください。    以上

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