第3回「羅針盤」セミナーについて
先週の土曜日に、「羅針盤」第3回目セミナーを実施致しました。今回のセミナーは、当社顧問弁護士事務所 岡本政明法律事務所の岡本直也弁護士に、不良賃借人の立ち退き問題と民法改正(予定)が賃貸住宅経営に与える影響について講演して頂きました。
不良賃借人の立ち退き問題では、借地と借家のそれぞれについて、どこまでの行為が賃貸借契約の基となる「賃貸人と賃借人の信頼関係の破壊」になり、賃貸借契約の解約に至るかを、実際の裁判事例に基づいてご説明頂きました。裁判事例も、時の経過とともに、その基本的な考え方が刻々変化してきており、また、契約の時点で防ぐ方法についても、詳細にご説明頂きました。
次に、民法改正(予定)が賃貸住宅経営に与える影響については、そもそも今回の民法改正の基本的な考え方からご説明頂きました。更に、民法改正についての審議会等の時間の流れのなかでの変化や、発表されている現在までの議論を踏まえた内容につて、具体的に変化するであろう内容と、その対応策について、ご説明頂きました。
今回の「羅針盤」セミナーは、賃貸経営では、常に発生する事象とこれに対応する法的な対応策や予防策について、現行法や裁判所の考え方の変化を踏まえたご説明を頂きました。更に、将来の民法改正を踏まえての具体的注意点についても、基本的考え方に基づき関係する民法全般について説明頂き、参加された会員の方々も積極的に質問され、議論を煮詰め、具体的方法を得ることが出来たのではないかと、自負しております。尚、ご興味のある方は、お電話等で、お問合せ下さい。 以上








