賃貸トラブル対処法Ⅱ・・・具体的解決策

 先週は、賃貸トラブルがなぜ長期化するかについて、その構造的要因についてご説明致しました。
 今週は、その具体的対処方法について考えてまいります。ひとたび発生した賃貸トラブルは、初期のうちに対処できれば、それほど大きな問題となりません。しかしながら、初期の対応を間違えた、または困難な場合、賃貸人と賃借人の信頼関係は大きく破壊され、その修復(問題解決)には、膨大な時間が必要とされます。
 このような場合、ご自分で対処するには、まず交渉の当事者を変えてみることから始めなければなりません。賃借人の不信感は、当初の当事者同士では拭い去れません。身内の方などで交渉力のある方にお願いするのも一方ではないでしょうか。
 しかし、賃貸トラブルの問題解決は、賃借人の生活によりもたらされたものが圧倒的に多く、賃借人との対話が、最も必要と思われます。例えば、騒音問題を取り上げた場合、その賃借人がなぜ、騒音を発生させるかまで掘り下げなければ、問題の本質的解決にはなりません。根気強い交渉能力が望まれるゆえんです。
 第三者に頼む場合は、一定の不動産知識、賃貸借の法律知識、金融知識のある方で、人生経験をある程度積んだ方が望まれます。ここで、最も望まれる資質は、物事を公平に反出来る「社会的正義感」を強く持った方です。
 長期にわたる賃貸トラブルは、賃貸人、賃借人双方の生活に密接に結びついており、短期で解決することは困難です。双方に主張をよく聞いて着地点を見出すことは、時間とともに、交渉者の人間性まで問われるものであり、多くの方々が避けて通るのも理解できるところです。あとは、賃貸人の問題解決への意欲の程度によりその成果が大きく違ってくることを肝に銘じて、腹を据えて交渉されることをお勧めいたします。

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