「過信と驕り」

東京都知事選挙で、自民党公認が得られなかった小池小百合衆議院議員が、290万票を超える得票によって当選されました。今回の選挙では、自民党公認の元岩手県知事 増田寛也氏、野党統一候補の鳥越俊太郎両氏を圧倒する大差での勝利でした。
 今回の選挙での小池氏は、組織に頼らない「ひとり選挙」からの地道な努力が人々の共感の輪を得て、当選を勝ち取られました。また、自民党が選挙公示の数日前、野党統一候補が2日前に候補者を決定するなどドタバタの選挙でございました。
 それぞれの政党は、その組織を頼りに選挙では勝てるとの驕りから、この様な選択をされたのではないでしょうか。特に、自民党は、先の参議院選挙で勝利したことから、同様に勝てるという「過信と驕り」があったのではないでしょうか。
 事業でも日常生活でも、私達は、事がうまく成就した場合、どうしても自分に過度な期待を抱いてしまいます。本当はその成功の原因が「偶然の結果」であったとしても、自分の努力の賜物であるという錯覚に襲われるものです。この感覚を排除する方法は、常に、周りの人に感謝し、謙虚になることなのではないでしょうか。
 アメリカ大リーグでは、イチロー選手が3000本安打に手がかかりつつありますが、そのルーティンワークは、常に同じで、2時間前には球場に入り常に準備は怠りません。そして、バットやグローブを大切に扱い、大記録を達成しても、過度に騒がず淡々とされております。
 私たちも、どのような外部環境の変化があろうとも、周りの人たちに感謝し、謙虚に地道な努力を積み重ねながら、一歩一歩、賃貸住宅経営の安定を目指すことの重要性を、今回の選挙は、私達に教えてくれているにではないでしょうか。            以上

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