「御都合主義に別れを」

 アメリカ大統領選挙で、ドナルト・トランプ氏が共和党の大統領候補になったり、フィリピンでは、ドウティル氏が大統領になったりとこのところ、世界を驚かす事態が続いています。
 そんな中、日本銀行のHPによれば、日銀の日本国債保有残高が400兆円(10月10日現在)を超えたとのことです。平成28年6月末現在の国債(割引国債を除く)の発行残高は987兆円に対して日銀の保有残高は、345兆円でした(財務省HP)ので、この間4か月で、55兆円増加したことになります。中央銀行が発行済国債の40%を所有する異常事態が続いております。更に、同6月の時点で市場に出回る1年以内の短期国債の47%は、外国人が所有しているとのことで、今後の国債の流通市場では、相場の上下が荒い展開が予想されるとのことです。(10/12 日経夕刊)また、市中金融機関による不動産関連の貸出金額は、1989年のバブル期を超えて推移しているとのことでございます。
 一方、環境問題を扱う国際会議であるCOP21パリ会議では、日本は、まだ国会で批准承認がされておらず11月初旬予定のパリ協定の発効に間に合いそうもございません。
更に、国連の「核なき世界」を目指した国連決議に、唯一の被爆国である日本が反対に回るなど、このところちぐはぐで一貫性のない事象が続いています。一体、どうしてしまったのでしょうか。
 日本人の「平和を愛し、礼儀正しく緻密で辛抱強く本質を追求する国民性」はどこにいってしまったのでしょうか。恐らく、世界各国から驚きをもって迎えられていることと思われます。ご都合主義では、他国の信頼など得られるはずはありません。
 翻って、私達の賃貸経営では、東京一極集中は続きながらも、空き家は増加の一途をたどり、不動産融資の過剰で一部地域の地価は高騰するなどちぐはぐな展開が続いています。ここは、じっくり腰を据えて、ご自分の賃貸住宅経営を見直す機会を私たちに示唆しているのではないでしょうか。
以上

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