自己責任に基づく慎重な判断を

新年 あけましておめでとうございます。
昨年は、一部スタッフの入院等により、このホームページもお休みさせて頂いておりましたが、年も変わり体制も整いつつございますので、ホームページを再開させて頂きます。この間、皆様には、たいへんご迷惑をお掛け致しましたことを、深くお詫び申し上げます。
さて、今年は十二支では亥年に該当し変化の大きな一年が予想されます。既に、1月3日には、円レートが、111円から104円代へと一気に円高に振れ、経済界に一時期緊張が走りました。賃貸住宅経営におけるマーケットは、今年も人口減少と供給過多に悩まされる1年になりそうです。
昨年度、顕在化した賃貸住宅マーケットにおける金融機関の過剰融資を伴った低質の賃貸住宅の供給等、今年も引き続きこのマーケットを利用した、経済事件が予想されます。今回の様な地方銀行を元にした事件の本質を考えた場合、そこには、投資側の安易な姿勢と供給側の人出不足の深刻さが垣間見ることができます。
長い低金利政策によって麻痺した投資家と知識の浅い新規参入者の思考中断は、従来ならあり得なかった結果をもたらしました。例えば「かぼちゃの馬車」等の間取り図面を見れば、ここに入居者が入るかどうかは、少しでも賃貸経営に携わった者なら、誰でも判断がつきます。部屋に、トイレや風呂もなく、広い居間やキッチンのないシェアーハウスに誰が入居したいと思うのでしょうか。こんな物件を億単位で購入することは、従来はありませんでした。ただ、賃料保証の名のもとに、安易に投資した結果が早期に出てきたものに過ぎません。弊社では、現状の賃貸住宅のマーケットでは、会員の皆様に、よほど立地のいい場所にある賃貸物件の建て替え等を除いて新規投資はお勧めしておりません。
今年も、人出不足と優良投資先の減少から、様々なスキームの案件がマーケットに提示されると思われますが、賃貸経営に携わるものは、入居者の立場に立った思考を強めるとともに、金利、株価、為替レートを中心とする日々の経済状況に目を凝らしながら、自己責任の基、注意深く選択する必要がより一層求められていくものと思量致します。今年も、タイムリーな情報提供を心掛けたいと考えております。

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