平成25年度 基準地価発表 上(下は、来週掲載予定)

 国土交通省は、9月19日 今年度の基準地価を発表しました。そこで、今週と来週の2回分けて、その内容を分析するとともに、今後の賃貸経営上での対処方法を皆さんとともに、考えていきたいと思います。
 第1回の今回は、今回の基準地価の具体的内容とその傾向を探っていきます。今回の調査によれば、全国の平均地価は、住宅地で対前年比1.8%の下落、商業地で2.1%の下落となっております。但し、その下げ幅は、住宅地・商業地とも前年より縮小ししており、地価の下げ止まり現象が見受けられます。これを、都道府県別に見た場合、住宅地では、宮城県(+0.7%)、東京都(+0.5%)、神奈川県(+0.1%)、愛知県(+0.8%)で上昇に転じ、商業地では、前記4都道府県に加えて、大阪府が+1.1%が上昇となっております。また、沖縄県は、商業地が対前年比い横ばいとなっております。
 更に、詳細に首都圏で地価が上昇した関東南部を見てみますと、住宅地においては、東京都23区の平均地価は、葛飾区を除く全区で上昇に転じました。(+0.5%)また、都下におきましても、青梅市を除き全市で上昇に転じております。これに対して、神奈川県の住宅地では、前年に引き続き川崎市(全円度+0.5%、今年度+1.4%)、横浜市(+1.1%)、藤沢市(+0.2%)、相模原市(+0.1%)の上昇となっております。しかしながら、東京からの距離に比例して、その地価上昇の傾向は薄れ、横須賀市(-1.2%)、平塚市(-1.2%)、鎌倉市(-0.2%)では、下落しており、小田原市では、-1.6%を記録しております。
 同様なことは、埼玉県の住宅地でも表れており、その平均地価は、東京駅等東京の主要ターミナルに近いさいたま市(+0.3%)、上尾市(+0.3%)、朝霞市(+0.4%)、新座市(+0.2%)等では上昇しておりますが、その他の都市ででは下落しております。また、千葉県の住宅地においても、同様な傾向となっており、東京駅に近い、市川市(+0.6%)、船橋市(+1.1)等は上昇しておりますが、その他では、木更津市をのぞいてほぼ下落しております。
 一方、商業地においては、東京23区の平均地価の対前年比で0.8%の上昇となっており、これは、23区全域で上昇に転じております。同様に都下におきましても、八王子市と青梅市を除きほぼすべてで上昇に転じております。これに対して神奈川県では、川崎市(+2.9%)、横浜市(+1.8%)、鎌倉市(+0.3%)、茅ヶ崎市(+1.3%)で上昇に転じておりますが、その他の都市では下落しております。また、埼玉県や千葉県においても、住宅地とほぼ同様な結果がえられ、東京駅からの距離に比例して、地価の上昇が縮小または下落しております。
 以上の結果から、今回の基準地価調査から得られた結論は、東京駅等東京の主要ターミナル駅からの距離に比例して、ほぼ同心円状に地価の上昇がみられるが、一定の距離を超えた場合には、下落に転じており、その傾向が従来になく顕著で、例え首都圏にあっても、東京の最寄りターミナルから距離が遠ければ、今後の地価上昇はなく、今後、首都圏の中でも、不動産の格差が従来になく広がることが予想されます。(下に続く)

賃貸再生とは

今後の賃貸不動産市場

正当事由とは?

ご相談の流れ

料金について

羅針盤について

会社概要

お問合せ

このページのトップへ