大相撲、放駒前理事長急逝に思う
大相撲の前理事長の前放駒親方が急逝されました。4年前に大相撲賭博事件が起こり、前理事長の辞任後、誰もやり手いない中で、持ち前の「誠実性」と「潔癖性」目的達成させる「責任感」を買われての理事長就任であったことは、誰の目にも明らかでした。
理事長就任後も、折からの八百長事件の発生と、次から次へと押し寄せる荒波を持ち前の「誠実性」と卓越した「潔癖性」、「ひたむきな努力」によって乗り越えられたことは、尊敬に値する卓越した人物として世間の一致する見方ではないでしょうか。
ご本人は、元大関であり、その人柄から、決して自ら進んで理事長席についてとは到底思われず、唯単に、自分が席を置いた大相撲を残したい一念で受けたのではないでしょうか。呼び出し、行司や床山を含めて1000人と言われる組織を後世に引き継ぐために、自らが犠牲になってその組織内外の批判を一身に受けながらも、持ちこたえる姿は、もはや再建経営者そのものであり、その姿があったからこそ、今の大相撲があることを、残った人々は、もう一度かみしめて欲しいと思います。
その根底になっていたのは、現役時代に「休場は職場放棄」の信念から、一度も休場することなく出場を続け、このために、大関を一度陥落し、再度一から出直し、大関となった唯一の人物であることが、そのすべてを物語っているのではないでしょうか。
現在の日本社会を見ても、少子高齢化による人口減少と莫大な借金を抱えた財政問題、更に日本を取り巻く近隣諸国の動向と問題は山積しております。このような難局にあって日本のためにまだまだ活躍してほしい人物をなくしたことは、残念でなりません。
類まれな潔癖性と誠実性、目的完遂への愚直な努力を必要としているのは、今日の日本社会そのものであり、私達も、前放駒親方が残された貴重な実績から多くののことを学ばなければならないのではないでしょうか。 合掌








